前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

574.私のまた行きたい温泉37

今回の温泉は、試験のお疲れ様会で行った、会津の東山温泉です。お疲れ様旅行をなぜここにしたかと言うと、以前にも行った事があるのですが、その時は犬が一緒で、あまり温泉を堪能出来なかったからです。いつかまた行こうと思っていたところに、ちょうど会津を走るSL「ばんえつ物語号」が、この時期にまだ走っているのを知ったからなのです😊。この計画は試験が終わり、その自己採点がまずまずだった事から計画を立てたのでした。

そのSL撮影の事はこの後に書く事にして、前回、犬と来た時の東山温泉は、「庄助の宿、瀧の湯」に泊まりました。その時は、単に犬が一緒に泊まれる宿だったからでした。東山温泉と言えば、民謡にも歌われた小原庄助さんの湯として有名で、この宿もその名前を取っているので、これも面白そうと単純な理由もありました。

しかし本当にその時の思い出があまりありません😓。犬好きのおもしろい番頭さんがいたとか、ロビーから能の舞台が見えて、夜になるとプロジェクターでショーをやってたとか、そんな思い出はあるのですが、どうも温泉の思い出が無いのです。今回もこの宿にして、あの時の温泉旅行を思い出そうと思ったのでした。f:id:x-japanese:20241207073116j:image

この旅館は東山温泉の入口にあり、川に沿って細長く建っているので、部屋や温泉からこの滝が見られいい感じです。この時は11月の最終日。紅葉がギリギリ見る事が出来ました😃。駐車場が狭いので着いた時が少しゴタゴタしますが、チェックインしてしまえば、そこはいい雰囲気の館内です。f:id:x-japanese:20241207072759j:imagef:id:x-japanese:20241206165106j:image
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そして早速温泉に浸かります。この旅館は大浴場とその露天風呂が男女にあり、これは翌朝には入れ替わるので、2つの大浴場が楽しめます。その他にも貸切風呂が結構な数あります。また朝に限ってのようですが、その貸切風呂を数カ所解放するので、さまざまな浴場が楽しめるので、我々も今回は4回、入浴しました♨️。

ここの特徴は、普通の熱い風呂とぬる湯の風呂があり、これを交互に入浴する事で、とても保温効果があるようです。前回とは違い、大浴場では熱い風呂とぬるい風呂をしっかり認識して入りました。泉質は硫酸塩泉との事ですが、無色透明で舐めても多少塩っぽいかな程度で、まあ特筆すべき程では無いです。また大浴場では、熱湯とぬる湯を交互に入っても、まあ普通に暖まったかな、程度の感覚でした。しかしこの時は急に寒くなった晩秋でした。ぬる湯は結構寒く感じ、逆に、風邪をひいてしまうのではないかと心配してしまう程ぬるく、かなりの比率で熱い湯に入っていました。

しかし認識が変わったのは、食後の風呂でした。この時は、貸切露天風呂付きのコースを予約したので、食後にそれに入れたのでした。事前にお薦めの「庄助の湯」を予約、それに入りました。そこには2つのお釜のような風呂があり、一つが熱湯、一つがぬる湯でした。そしてそこは、外からは見えませんがほぼ外です。脱衣所もお風呂と同じ空間でした。この夜はかなり冷えて来て、この状態で裸になるのはかなり気合がいる感じでした😱。最初、私はこれを知らずにぬる湯に入りました。しかし浴衣を脱いだ瞬間から鳥肌が立っている身体は、このぬる湯では暖まりません。

これは参りました。出る事もままならず、もう一つの風呂の温度を確認する事も暫く出来ず、それでも思い切ってそちらの釜の風呂に移りました。するとこちらは熱湯でした。冷えた身体が暖まり、これにはホッとしました。しかしずっと入っていると、今度はのぼせて来ます。急いでぬる湯に移って、すると今度はのんびり入れます。外を見ると川が見え、辛うじて残っていた紅葉がライトアップされていました。やっと気持ちいい露天風呂が味わえました😊。これを何回か繰り返して、タイムアップ。妻も同じように入浴し、その後は明日に備えてすぐに寝る事にしていたのでした。f:id:x-japanese:20241206174707j:image
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そして床に入ると、信じられない程、ポカポカして来ました。それは妻も同じでしたが、私程ではありませんでした。実は私はこの時、少し風邪気味だったのです。しかしこのお風呂で暖まったのか、布団の中はポカポカと言うか、暖かさが冷めずに朝までグッスリ寝る事が出来たのでした✌️。

そして朝、起きた時には、身体がスッキリしていました。そしてかなりの汗をかいていました。妻は確かに熱湯とぬる湯の交互のお風呂は暖まったけど、私程では無かったと言いました。しかし私は確かに身体がとても暖まり、身体中から汗が出る程で、そのお陰で風邪が治った感じだったのでした😃。そしてその後、朝風呂に向かいました。そしてまた熱湯とぬる湯に繰り返して入りました。何だか私は体調が戻り、とても嬉しくなったのでした。

こんな風呂だから、小原庄助さんは仕事もせずに、身上を潰してしまうんだと思いました。私もずっとここで、のんびり起きて朝風呂に入って、お酒でも飲む生活をしたいものだと思いました。すると、大浴場の出た所に、その庄助さんの入った石風呂と、人柄の事が書いてある看板がありました。読むと、庄助さんは、そんな歌のようなだらしない人では無く、豪快ながらも真面目な人だと書いてありました。これを読んでいると、何でそんな歌詞が世の中に広まったんだろうと、彼が可哀想になってしまいました😵。f:id:x-japanese:20241206191024j:image

その後は美味しい朝ごはんを頂き、元気に出発出来たのでした。いやいや、風邪を追い払ったくれたこの温泉、妻は偶然じゃない?、と言っていましたが、またぜひ来て、この効能を試してみたいと思います。

この後は気合を入れてSLの撮影が出来たのでした😊。この撮影記は次の回にアップします。f:id:x-japanese:20241207074512j:image