前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

157.私の夫婦でゴルフ体験記22

この頃になると、昨年の渋野選手の全英オープンの優勝で、俄かにゴルフ熱が大きくなっているのを感じて来ました。またコロナ禍では、密集、密閉にならないゴルフが若者を中心に見直されているニュースが多く報道されていました。少しずつ予約が取りづらくなったのを感じますし、料金も少しずつ上がって来ているように感じていました。近場で安いとなると中々土日は空いて無い感じになって来て、少し遠めで泊まりで行こうかという話になり、前橋に2泊し小幡郷ゴルフクラブとしぶかわカントリークラブに行きました。新しい会社でのストレスから来る喘息はまだ良くならずに体調はイマイチでしたが、気分転換を兼ね行ってみる事にしました。

前回、妻の逆ギレと愉快な言葉のお陰で自分のトラウマと性格がハッキリしたので、原因が分かれば対応は簡単とばかりに、このゴルフは確かめる事に重点を置いてプレーしました。ありのままで後続組を気にせず、失敗しても次を頑張る、実力以上の事を考えない事等を思いながらプレーをしました。結果は小幡郷は105、しぶかわは102とまずまずのスコアで収まりました。そしてこれも結果として受け入れて、一喜一憂しないよう心掛けました。特にしぶかわでは、後続組がいても本当にどっしりと構えられ、ルーティーンをしっかりやり内から外への素振りをしショットを打つ事が、ほぼ全てで出来ていました。また今の2人のレベルであれば、そんなにセカセカしなくてもスロープレーにはならない事も初めて実感出来る様になりました。この実感は大きかった。スコアは100を切れませんでしたが、何かとても清々しい気分でプレーを終える事が出来ました。その晩は翌日のゴルフは無し、気分のいいゴルフが出来たのでかなり飲み過ぎてしまい、その晩はホテルで喘息の症状が出て大変でした。

そのせいか、その後暫く喘息が収まらず調子も悪く、ランニングはもちろんゴルフにも行けなくなりました。前任者が引き継いでいる時に会社を休んで迷惑かける訳にも行かず、無理をして通ってるせいもありました。せっかくゴルフのコツを掴み、やっと妻とも楽しくプレーが出来るようになったのにまたこれかと、自分の悲運を恨みました。思い返せば、今ひとつ自信が無いのも、この小さい頃からの持病の喘息のせいかも知れないとも思いました。何かやろうとか、軌道に乗って来たと思うと必ず顔を出してくる喘息。その都度出来なくなったり、諦めたりしていたのを思い出しました。何を頑張ってもどうせ喘息が出て来て邪魔をするというような感覚が未だにあり、何をやっても中途半端で終わるんだという自信の無さはここから来るのかとも思いました。しかし、これはこの会社への再就職のお陰で自信がついた事によって何とか克服出来そうでした。既にゴルフでは練習によってこの自信の無さはほぼ克服している段階なので、今までよりのようにこのまま落ち込んで行く事はありませんでした。

最近は昔と違って薬も良くなりその効果か、その後は何とか喘息の症状は改善して行き、会社でも無事に引き継ぎが完了。本当にホッとして新年を迎える事が出来ました。年末年始もゆっくり過ごし、体調を万全にしてゴルフはもちろんランニングもして行かないといけないと思いました。今年は2人して後厄の年。この年が過ぎればまた明るい未来がやって来ると思うようにしました。そして体調が戻った新年にはメイレイクヒルズに行きました。久しぶり感のあるゴルフでしたが、この時も落ち着いて対応する事が出来、インコースの丘を越え順調なスタートを切れました。昼は美味しいご飯を堪能して、終わってみると100ちょうど。その後は露天風呂に入り、帰りにちょっと練習グリーンの所で暮れていく夜景を見て、今日の日を思い出しながら夫婦でゴルフをやって本当に良かったと改めて思いました。その後は緊急事態宣言がまた発出。エライ時代になったと思いながらゴルフは少し我慢。そして、新しい会社も落ち着いてきたので、コロナの緊急事態宣言が終わりそうな3月の終わり頃の月曜日に有休を貰い、2泊で御殿場の時の栖に泊まりゴルフに行きました。コースは以前に行ったレンブラントと富士の杜。しかしこの時は気候が凄く寒く、またホテルもコロナの影響かあまり稼働していなかったと思われる部屋は、暖房が効いてくるまでとても寒く、夜も凍えるような感じでした。また翌日は悪い事に雨と霧でさらに寒くなり、これにより妻は風邪をひき体調を崩してしまいました。そしてこれをきっかけに、今度は妻が原因不明の体調不良を訴えるようになってしまったのです。この後、39度近い熱が3日程度続き、私は完璧に妻がコロナにかかったと思いました。すぐさま保健所に連絡してみますが、何だか埒が開かない回答と対応。たまたま近所に一躍コロナで有名になった病院があったので、PCR検査をしてみる事になりました。結果は陰性。ホッとはしましたが、じゃあこの高熱は何だという事になり、それから行きつけの医者に行ったり、大学病院に行ったりしましたが原因が分からず、そのうちに熱も下がり、妻も元気になってきました。

とりあえず治った事で我々もホッとしました。そして不思議な事に妻は何事も無かったように本当に元気になったのです。あの高熱が嘘のようでした。本当に何だったんだろうと思いながら、元気になった事は素直に嬉しく、ランニングもゴルフも大丈夫と言うので、4月の日曜日に、上里ゴルフ場に行きました。

しぶかわカントリークラブにて。ここでのプレーで全てが吹っ切れた気がしましたf:id:x-japanese:20211117140157j:image