そしていよいよゴルファーの憧れの軽井沢でのゴルフです。天候は快晴。グランディ軽井沢は浅間山がクッキリ見えてテンションは最高潮。湿気も無く芝も綺麗に整備されて緑色が眩しく感じ、さすがに軽井沢だなと思いました。この日は月曜日、混雑を予想していた我々は、少し早めに来て練習をしていましたが、この日は何故かかなり空いていました。練習グリーンにも我々しかおらず、カートも数台しかいない感じでした。プレー代が多少高い感じはしましたが、この設備や景色では十分な感じでした。すると係の人からもうスタートしていいとの合図。我々はカートに乗りティーグランドまで行きました。そこには誰もおらず、前の組も既にいません。後ろももちろん来ません。これは最高のシチュエーションです。いい天気、ふかふかな芝、ちょうど良いフェアウェイ、こんなゴルフ場に2人きりのゴルフはまるで天国のようでした。
私はテンションアゲアゲ。先生に言われた通り、ドライバーでも内から外を心掛け、ゆったりとスタンスを取り、慌てずにティーショットを打ちました。距離はイマイチでしたが、真っ直ぐ青い空に向かい白いボールが飛んで行き、緑の絨毯のような芝に転がります。こんなボールが打ちたかったと、思わず妻に叫んでしまいました。妻もゆったりしたこんな環境でプレーするのは初めての経験。それでもいつもと変わらないルーティーンから入り確実なショットを放ちました。その後も後続は来ず、2人はゆったりとしたゴルフを堪能出来ました。しかしコース自体はアンジュレーションがあったりグリーンが早かったりと優しくは無かったので、スコアはそれ程は良くありませんでした。特に妻はフェアウェイのアンジュレーションには手を焼きました。それでも食事を始め、景色、設備等、リゾートムード満点のこのコースには2人はとても満足して終える事が出来ました。そして、当初の目標は叶えられなかった私は、翌日の軽井沢72で再度挑戦する事を誓いホテルへ帰ったのでした。
翌日は火曜日、8月の後半とは言えこの72こそゴルフのメッカ。さぞ混んでるだろうと思いました。プリンスホテルから直ぐなので、ゆっくり目に朝食を取り、ゴルフ場へ向かいました。72はその名の通りたくさんなコースがあり、ちゃんとコース名を確認しておかないと間違えたりすると大変です。十分に下調べをして、余裕を持って現地に入りました。昨日のグランディとは違い少し古い感じの受付がゴルファーを出迎えます。結構バタバタした雰囲気でここは混んでそうでした。少し緊張して来た私は、心を落ち着かせるのに必死でした。今日こそ、人に影響されないようしっかり心をコントロールしてプレーに集中するんだと自分に言い聞かせていました。妻はと言うと、やはりゴルフのメッカに来たので少し緊張気味。しかし、私よりは緊張していないように見えました。
そしていよいよスタートの時間。我々はティーグランドに向かいました。さぞたくさんの連中がタムロしているのだろうと思うと気持ちが萎えて来そうになりました。しかし、ティーグランドの周りには人がいない感じでした。人がたくさんいるのにティーグランドには人の気配が無い。これは何というかプレーする人への配慮と言うか、これにはさすがに軽井沢72だなと思いました。もしかしたら偶然このような感じだったのかも知れませんが、とにかくさすがゴルフのメッカだけの事はあると思ったのは事実です。そしてその後も詰まる事も無く、スムースにプレーを終える事が出来ました。あれだけ人がいたのにこのスムースさはやはり長年ゴルフリゾートとしてやって来たノウハウ等があるのでしょうか。本当に気持ちよく終える事が出来ました。私のスコアは100切り目前まで来ましたし、妻は前日のグランディよりもやり易かったようで、まずまずのスコアで終える事が出来ました。2日ともとても気持ちのいいゴルフがする事が出来た事に満足出来た旅行となりました。しかし私は、またしても人に左右されないゴルフを目指す事は叶いませんでした。
その後はまた練習の日々が続きました。先生からは相変わらずフォームが戻っていると指摘され、また延々と同じ事を繰り返しす練習が始まりました。まだ半年とは言え、スクールの成果は中々感じられません。この所のゴルフはまずまずのスコアで上がれているのはこのスクールのお陰かも知れませんが、あの内から外への練習だけで上手くなっているのかは疑問がありました。妻は確実に上達しているので、先生への信頼は厚いものがありましたが、私はまだ成長の実感が無く、スクールに対してモヤモヤした感じを抱いていました。また私の最大の課題である、人前でのプレーがどうなっているのかがとても気になっており、また早い段階でまたゴルフ場に行こうと思っていました。
グランディ軽井沢のフェアウェイと浅間山。本当に緑が綺麗で山が見事でした
