次の欲しいと思った車は、トヨタのMR2の2代目です。もちろん初代のインパクトも強く、カッコいいと思ったのですが、ミッドシップという駆動方式がマニアック過ぎて何だかよく分からず、また社会人になったばかりの頃でもあり、そんな余裕は無かったのだと思います。このMR2も既に発売から40年近くも経っているなんて、信じられない位です。そしてこのMR2の2代目は、日本のバブル真っ只中に登場したのです。
この時は、ライトが格納されるリトラクタブルライトの全盛期。かなりの車種がこのライトになって登場していたのです。MR2は初代からリトラクタブルライトでしたが、2代目は初代より少し丸みを帯びた形でデビュー。この形がハマってしまいました。何より2シーターと言う作りが魅力的だったのです。そして最大の特徴であるミッドシップ。この駆動方式はポルシェとかフェラーリというレーシングカーのそれと一緒です。兄のようにレーシングでもやっている人なら、その違いが分かるし性能も引き出せるのでしょうが、私と言えば、日曜ドライバーに少し毛の生えたようなモノ。買った所で、違いなど分かるはずも無いだろうし、ちゃんと扱える訳も無いと思っていたのでした😅。
この頃は、こんな車ばかりに目が行っていたと思います。子供が出来て、車はおろか鉄チャンでさえ、お金の余裕が無くて封印していた頃です。そうなると現実離れするモノを欲しくなるのかもしれません。まさしく現実逃避。例えばこんな2シーターの車を買った所で、家族4人をどう乗せるのか。出来ないからこそ欲しくなる、これは人間の性なのかもしれません😳。この後輪の横の所にある空気の取り入れ口が、イミテーションでは無く本物なのも、ワクワクしたモノでした。
さらにこの頃はもう一台、マツダ(確か、アンフィニとか言っていた時代があったなあ😅)のこれまた3代目のRX7でした。写真を見ると形がよく似てます。この頃はこういった丸みを帯びた形が流行りだったのかと思います。サイズとか駆動方式は全く別物でしたが、この形も家族連れの持つ車としては現実離れしています(写真は車のパンフレットから引用しました)。

このRX7。昔、コスモと言う車を借りて、乗った事のあるロータリーエンジン搭載の車です。この車、とにかく早い😀。しかし燃費が悪い😫。その当時より良くなったとは言え、周りの車も良くなっていましたから、イメージとしては相変わらず燃費が悪い車でした。その代わり加速は相変わらずの速さ。大学の先輩が初代のRX7に乗っていましたが、その加速力はコスモ以上で未だに覚えています。この丸みを帯びた何とも言えないボディ。こんな車でドライブしたいなあと純粋に思っていました。しかしこれも買った所で、どう使うのか。家族4人乗れるかもしれませんが、明らかにミスマッチ。こんな車にいつ乗れる事やら、と思いながら、過ごしていた時期でした😔。
このボディの形についてですが、私は感じる所があるのです。私の主観ですが、世の中に余裕が出て来ると全体的に丸みを帯び、逆に余裕が無くなると直前的になると思っているのです🤔。どうでしょうか。この頃はバブル景気の後半から少し弾けた辺りの時代です。まだまだ世の中には余裕がありました。そんな時に発売されたこの2台は、優雅な曲線で作られています。RX7なんかは風格さえ感じてしまいます。当時、私の乗っていた2代目ミラージュは直線的なボディでした。買った時はバブル景気前の時代でした。その後はバブル崩壊と共に失われた数十年がやって来るのですが、このMR2や RX7のようなボディは中々見られず、やはり直線的なイメージの車が多かったと思います。2020年代に入ると、少し丸みを帯びて来ているように見えるのは私だけかな〜。早く景気が良く余裕のある時代になって欲しいと思います。
このリトラクタブルライトですが、その後は1990年代半ば位から徐々に無くなっていくのです。おそらくこのRX7の3代目が最後では無かったかと記憶しています。空気抵抗を最小限にする目的があったそうですが、デザイン的にも意味があったと思っています。しかし夜間にライトが出ている姿を見ると、何と無く滑稽というか可愛いと言うかコミカルと言うか、思わずニヤッとしてしまう姿になってしまい、ちょっと残念な気分でした😁。
無くなった原因は、やはり高コストだったようです。また衝突の時の安全性にも問題があったようです。また、故障するとライトが出て来ないのは致命的だったようです。さらに最近は当たり前の、オートライトとの相性が悪いのが最大のネックだったようです。結構デメリットが認識されるようになってしまい、今はすっかり見なくなってしまったリトラクタブルライト。あの頃は、将来はこのリトラクタブルライトだらけの車になるのかなあと思っていました。それにしても、一度でいいからな乗ってみたかったなあと思います。