前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

266.私の会社員時代、やってらんない記憶.18

先週はちょっと脱線してしまいましたが、今週からはさらにさらに、本題へと入って参ります😅。困った上司や先輩はまだまだたくさんおり、またそのバリエーションも多種多様でした。

これは審査の担当役員の話ですが、何と審査の判断を方角でする奴がいたのです。私の案件は、幸いこの役員の被害はありませんでしたが、他の店の同僚と飲んだりすると、必ずその役員の名前が出て来ました。噂には聞いていましたが、実際に話を聞くと本当にひどい物でした。それも本当に否決にすると言うのです。そして絶対に表には出て来ず話し合いにも応じません。その理由も部下から言わせます。「今年の鬼門は北、この客は本部から見ると北、よって駄目だと言っている」、「先日、北東の客で倒産があったから北東も駄目だと言っている」。それ以外でも酷い物は「自分の出身地が絡むから駄目と言っている」と言う、ここまで来ると???、単なる横暴という部類だと思いませんか。こんな馬鹿げた審査が本当に行われていた時期があったのです。こうなるともう審査ではありません😫。

また、こんな事も聞きました。ある店で、他店の有力先から紹介をもらい、強力に営業を掛けていた顧客がいました。もちろんその担当者は私と違い、本部に根回しを十分していたのと事です。そしてやっとの事で交渉成立。その担当者は喜び勇んで稟議書を提出。店長までも嬉々としていたとの事でした。しかしまさかの否決。その時もこの役員が絡んでいたのです。そしてその理由がハッキリしません。どうも紹介をしてくれた他店の顧客の方位が気に入らなかったようなのです。この時はさすがに店長も出て行って本部に抗議をしに行ったそうです。しかし案の定、その役員は出て来ません。するとそこの部下の担当が出てきて、この紹介してくれた顧客の名前を消して、再度稟議を上げろと言ったそうです。この本部の担当者もおかしいと思ったのでしょう。店長は、???と思ったそうですが、どうやらこれが、この役員の顔を立てるやり方なのだそうです。店長としたら、とにかく信用額が決まれば店で何とかする事が出来るので、すぐさま稟議書を書き直し、無事に決裁になったそうです。しかし同じ事を、この役員のプライドやメンツの為に二度作らせるなんて、考えただけでもやってらんね〜、という感じですよね。

また、ろくに稟議書の内容を確認せずに、後から色々と言う社員にも参ったものでした。ある時、私が営業から帰ると、事務の担当者が怒った顔で私を呼んだのです。何やら取引の内容が違うと怒っているのです。そんな事は稟議書類に書き込んであるので良く見てくれと言った所、ますますヒートアップしてしまいました。それでも私に食ってかかり、条件違反だ、始末書ものだと大騒ぎしています。こう言った事は本当に良くありました。そしてわざと店長や上司の前で騒ぐのです。私はさすがに頭に来て、稟議ファイルを引っ張り出して来て、皆んなの前で、その書類の箇所に赤ペンでラインを入れ、「ここに書いてあるだろう。資料を見てないのか?」と言い返しました。一瞬シーンとなりましたが、そいつの怒りは収まりません。私はそのまま放っておき無視しました。こんな事で時間を使うのが勿体無いのです。おそらく店長か誰かに案件の内容を注意されたのでしょう。そして、自分のミスを他人のせいにするのが目的なのです。そんな奴らにいちいち付き合ってはいられません。

また稟議書を受ける前から、あーでも無いこーでも無いとやたらに勿体ぶる奴らにも困ったものでした。自分がこの顧客に商品を卸してやるんだ、売ってやるんだみたいな勘違い野郎がいるのです。大体、営業が案件を受けて来ると、稟議書を作成する事務係が担当制となっている事が多いのですが、その担当に勘違い野郎がいる事があるのです。これに当たると本当に案件が進みません。こいつらに言いたいのは、とにかく土俵に上げろと言う事でした。書類を書く前の能書きは立派なのですが、とにかく手が動きません。事務の担当が稟議の判断をする訳では無いので、営業としてはその判断をリーダーや店長、本部に早くして欲しい訳です。その為の稟議書作りなのです。私は特にこの連中が許せずに、良く言い合いをしていました。そして最後には必ずこの言葉を言っていました。「あんたが商売をしている訳ではないだろう!、あんただけの判断で終わらせるな」と。まるで自分が商売をしているような態度で、商品を売ってやるという態度が許せなかったのです。自分の家も商売をしていたからでしょう、そんな生半可な連中に、いい加減な判断をされてはたまらないと、いつも思っていました。

とにかく、この会社にはこんな連中がたくさんおり、今は本当に良く定年まで勤められたと思っています。

私の心の中はいつも濁流が流れているようでしたf:id:x-japanese:20220806131925j:image