前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

174.私のぶらぶら旅14

今回は千葉県の館山です。ここは言わずと知れた、また私が熱狂的なファンでもあるX-JAPANYOSHIKIとToshIの生まれ故郷です。そして我々が毎年参加している館山若潮ラソンの開催地です。昨年はコロナ禍でマラソン大会は中止。今年はリアルオンラインというリモート形式で大会は開催されました。この形式は、ネットを利用して決められた期間にフルマラソンの距離を完走するという大会で、どこを走っても良いという最近のマラソン大会のトレンドです。我々は久しぶりに館山に出向き、2日に分けて走るリハビリマラソンと位置づけ、参加する予定でした。そんな気合を入れて待ちに待っていた大会も、またしてもコロナが邪魔をしました。オミクロンが猛威を震った事により館山への来訪は遠慮して欲しいとの発信があったので、仕方なく宿泊を全てキャンセル、家の近所等をウォーキング主体でやる事にしました。ここまで来ると本当に憎きコロナ、フラストレーションは溜まりに溜まってしまいます。そこで今回は、本来ぶらぶら走るはずだったコースを紹介したいと思います。

初日は館山駅からスタート。まずはYOSHIKIやToshIの愛した北条海岸へ向かい海まで行ったら左折します。この辺りは椰子の木が道路脇に植わっており南国ムード満点、すると直ぐに汐入川の河口に北条桟橋が現れます。ここの桟橋は、映画「We Are X」にも出てるYOSHIKIが佇んでいた桟橋です。f:id:x-japanese:20220218104950j:image

私の向こう側には富士山が見えますが、夕暮れの晴れた日は本当に最高の景色が見られます。

そして次は赤山地下壕跡を目指します。ここは戦争の遺構の一つであり、海軍の防空壕との事です。近くには自衛隊の館山駐屯地があります。ここは結構狭めな為ヘルメットを着用して見学します。戦前によくこんな物を作ったものだと感心すると思います。この時は見学せずスルーの予定でした。しかし一見の価値があると思います。

その後は館山城です。ここは滝沢馬琴南総里見八犬伝の博物館があります。小さめな白っぽいお城が何とも可愛らしく、小型版白鷺城みたいです。この公園もいい雰囲気。お城を登ると館山の街が見渡せます。ここで彼らが育ったんだと思うと何かグッと来てしまいます。茶屋もあるのでここで小休憩です。ここまで約4.6㎞です。

ここからはToshIとYOSHIKIの家を順に参拝して(敢えて参拝と言わせて頂きます😊。館山マラソンは1月開催なので毎年必ず寄って参拝して、その年が始まるという感じでした。場所については控えさせて頂きます🙇)、次は2人が初めて出会った場所、北条幼稚園に向かいます。その隣は同じく2人が初めてバンドを組んだ北条小学校があります。ここで世紀のモンスターバンドの礎が育まれていたなんて、誰が想像出来たでしょうか。毎年来ていますが、その都度震えるくらい感動してしまいます(笑)。その近くに同じく2人の通った館山第三中学校がありますが、現在は廃校となってしまっています。

その後は彼等も好んで食べていたという地元で有名なパン屋さん「なかぱん」へ寄ります(この時行く予定だったのはバイパス店です。彼らがよく行っていたのは駅前の店舗のようです)。この字体が超可愛い。ここのクリームパンは館山マラソンの時にエイドステーションでたくさん提供されているので、いつもエネルギー補給でお世話になっているパン屋さんです。ここはほのぼの系と言うか、古き良きパン屋さんと言うか、我々は大好きです。特にピーナッツバターが美味しく、それをつけたコッペパンは絶品です。ここでまた小休憩。ここまでで約8.4㎞です。

その後なかぱんを出発。そしていよいよXが結成された安房高校へ向かいます。この学校達には、よくこの2人を合わせてくれた、よくこの2人を育ててくれたと感謝しかありません。特にこの高校は特別な思いで見てしまいます。あまりじっと見ていると不審者と見間違われるので程々にして(笑)、その後は鶴谷八幡宮へ、その後はひふみ養蜂園へ向かいます。この神社はお祭りの時にYOSHIKIが太鼓を叩いていたそうです。そしてひふみ養蜂園は、YOSHIKIとその仲間達が昔、バンドで演奏の練習をしていた楽器店のスタジオが移築され保存してあります。今はコロナ禍で見学不可となっていますが、コロナが終われば予約すれば見学可能のと情報があります。ここまでで約10.8㎞。トイレとか行きたければ近くにイオンのマーケットがあるので心配無いです。

ここから館山駅へ帰れば約12㎞です。踏切を渡りイオンの先の海岸に出て海岸通りを通って行けば景色も良く、X発祥の地のぶらぶら旅としていかがでしょうか?。彼らの自宅以外は全てネットで簡単に調べられます。我々はここから頑張って那古寺、大福寺へと向かいます。那古寺行基が開基した寺と言われており、なかなか見応えのあるお寺です。大福寺は崖観音とも呼ばれ、その名の通り崖にへばり付くように建っている姿は遠くからでも目立ちます。大福寺までで約18.7㎞。

そして館山まで海岸線を戻ります。本日の走行距離はこれで約24㎞。夕方5時の市内に流れるチャイム、Forever Loveを聴きながらゴールする予定でした。そしてこの後は行きつけのお店で一杯という予定でした。f:id:x-japanese:20220217204736j:image
f:id:x-japanese:20220217204738j:image

翌日は残り約18㎞を走ります。宿泊予定だった館山国民休暇村から出発、まずは見物海岸を散策。この時期は既に菜の花が咲いていて、天気が良ければ富士山も拝めます。f:id:x-japanese:20220217204614j:image

そこから鉈切洞穴を目指します。ここは地盤が侵食されて作られた穴の中に小さな拝殿が建立されており、とても珍しい神社です。ここまで約1.3㎞。ここからは太平洋に向かって館山マラソンの逆コースを辿り山を越えていきます。

暫くは目印となる物がないですが、この辺りの山越えの道はこの一本しか無いので迷わないと思います。目標としては地図を見ながら館山カントリークラブの入口を目指して走る感じです。この山越えはマラソンの時は後半にやって来るので、本当にキツい坂で結構な覚悟でいつも走っている坂です。そして館山カントリークラブの入口に到着。ここまでで約5.5㎞。このゴルフ場は太平洋を望み南国のようなフラットなコースで、見てるだけでも本当に気持ちが良さそうです。コロナが無ければ、このマラソンの翌日プレーする予定だったのです。本当に残念です😢。

ふと振り返るとゴルフ場と反対方向に砂利道が続いています。この先に館山砂丘という場所があり、サンドスキーや砂そりで遊べる場所があります。中々珍しい景色なので見に行くだけでもいいと思います。その後は道の駅南房パラダイスへ向かいます。ここで小休憩。ここまでで約8.2㎞。ここで昼食や軽食を取る手もあります。すぐ隣にはアロハガーデン館山という植物園もあるので、行ってみてはと思います。

その後は暫くは菜の花の歩道を洲の崎灯台の方へ走ります。晴れていれば本当に気持ちいい歩道が続きます。一部、海岸からの砂の影響があって少し走りずらい所があるので、その辺りちょっと注意が必要です。そして漁港食堂だいぼを目指します。ここの海鮮料理は本当に美味しく、ここで昼食です。ここまでで約13.6㎞。ここは海辺でもあり広々とした原っぱと太平洋の素晴らしい景色も味わえます。暫くゆっくりしたらまた出発です。この辺りは館山マラソンだとちょうど16キロポストの辺り、まだまだ快調に走っている場所です。因みにこの写真で前を走っているのは、マラソン解説でお馴染みの金哲彦さんです。この時はマラソンに参加していて、偶然に合った時の写真です。f:id:x-japanese:20220218102111j:image

次は洲の崎神社です。ここは東京湾の出入口を見下ろす形で建っている為、漁師や船乗り達の信仰する神社だそうです。結構な階段の上に位置しており、ランニング後半の身体にはキツそうな神社なので、この時は身体と相談して参拝するか決める予定でした。ここまでで約15.8㎞。

そして最後は洲の崎灯台を目指します。この辺りはちょっと走りにくい道路となり、歩道が無くカーブが多いので交通事故に合わないように注意が必要です。灯台に着くと約17㎞。あと一息でフルマラソンの42.195㎞を達成です。

ここでは灯台周辺を観光。房総半島の突端に建っている灯台からの景色はまさに地球が丸く見えます。灯台の下には展望テラスもあり、そこからでも十分景色を楽しめます。その先まで行けば海岸まで出られ、磯遊びも楽しめます。公衆トイレもあり近隣には喫茶店もあるので、少しゆっくり出来ます。f:id:x-japanese:20220218095033j:image

そしてあと1㎞。どうせなら休暇村まで3.7㎞と走って行きたいものですが、この辺りの道路は歩道が無く本当にカーブが多いので走るにはちょっと危ない感じです。この時期、午後も3時を過ぎると日が陰ってくる箇所も多く、我々はここからバスを使う事にしていました。あと1㎞はこの辺りの海岸線をぶらぶら。バスは大体1時間に一本程度走っているので、時間をよく調べてバスに間に合うように調整する予定でした。

我ながらいいコースを作ったなーと思っています😅。特に2日目のコースは房総の冬は暖かいので1月後半にもなれば菜の花が綺麗で景色は最高、本当にお勧めです。ぜひ行きたかった館山でしたが、またもやコロナが立ち塞がりました。こんな事、今年の初詣の時は考えもしませんでした。このままコロナも収まるのだろうといった望みも一蹴され、一体いつになったら大手を振ってマラソンが出来るのでしょうか。コロナも既に2年。いい加減に気持ちも萎えて来ています。この2日に分けたランニングをリハビリマラソンと位置づけ、とても楽しみにしていた我々は本当にショックで、妻は暫く塞ぎ込んでしまった程でした😢。この憎きコロナ、本当に早く終息して欲しいものです。