前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

172.私のぶらぶら旅12

今回は、先日行って来た伊豆の観音温泉に行く途中に寄った沼津です。沼津と言えば海鮮。この日は、ぶらぶら旅プラス海鮮丼を目当てでやって来ました。伊豆方面の旅はやはり車でしょう。しかし相変わらずメインルートの国道135号線は混んでいるし、山越えの伊豆スカイラインも走り屋さんがたくさん走っていて怖いので(昔、目の前でバイクが転倒し、もう少しで正面衝突しそうな事がありました😫)、最近はいつも東名高速沼津ICから修善寺を抜け天城越えをしてやって来る事が多くなりました。この道も昔は混んでいて、本当に東京方面から伊豆に車で行くのは大変で、暫くは伊豆方面は電車で行っていました。

しかし沼津ICからの伊豆縦貫道の整備が進み、特に月ヶ瀬という場所まで道路が繋がった事でかなり便利になりました。昔は伊豆というと、閑散期では無い限り朝5時前に家を出るのが当たり前、帰りは下田から東京まで10時間かかった事があったりと散々な目に会った事ばかりが思い出される伊豆ですが、この伊豆縦貫道が計画通り下田まで繋がればもっと気軽に行ける場所になると思います。

と、いう訳で、伊豆と言うとつい早めに出発して来てしまい、お昼にはまだ早かったので沼津の隣町、三島市にある柿田川湧水公園に行きます。三島は富士山の地下水が噴出している場所として、水が綺麗な事で有名です。またその水を活かしたウナギ料理が有名。ここは浜松から取り寄せたウナギをこの湧水に晒す事で、臭みや泥臭さが抜けて美味しくなると言われています。いつも三島のウナギか沼津の海鮮かここに来て悩んでいますが、お財布と相談して沼津の海鮮に行ってしまいます(笑)。

ここの柿田川湧水公園は何度来ても飽きません。他にも楽寿園公園や源兵衛川の散策、三島大社など、三島には見る所がたくさんあるのですが、いつもここだけでタイムアップ。それだけ見ていて飽きないのです。観光だけなら1時間もあれば充分です。しかし、その透明度には本当に圧倒されます。晴れた日はまさにコバルトブルーという色を実感出来ます。展望台が2ヶ所あり、私は第2展望台がお気に入りです。夏なんかは本当に涼しく、高原に行かなくても気持ちいい避暑を体感出来ます。第1展望台からも絶え間なく湧き出る水を、飽きもせずずーっと見ていられます。富士山に降った雨が長い年月を掛けてここに湧いて来ると思うと、とても感慨深い感情が湧いて来ます。この公園には他にも、子供が水遊び出来る所や縁結びの神社等があり、また近くにはとうふアイスなるものを売っているお店もあるので、ぜひご賞味下さい。

いつものようにお昼もとっくに過ぎてしまい、急いで沼津港へ向かいます。ここに来ると本当に何を食べようか迷ってしまいます。海鮮丼で行くか寿司にするか、かき揚げ丼にするか、それとも牡蠣等を食べ歩きするか。この日は平日だったのでそれ程混雑しておらず、この日のお目当ての海鮮丼屋さんに入りました。ここは海鮮丼と茶漬けの両方を味わえるお店で、平日にも関わらずここは結構混んでました。f:id:x-japanese:20220215092643j:imagef:id:x-japanese:20220215112309j:image

そして港に車を置かせてもらい、沼津の街をぶらぶら。今回は、松林が綺麗な千本浜公園を目指して歩きます。まず目に付くのが沼津港の河口にある大きな水門です。「びゅうお」と言うそうで、沼津の市街地を一望でき、また富士山もよく見えます。その近くにある千本港神社でお参りをし、文学の道と言われている道路を歩きます。暫く歩くと左手に若山牧水記念館があります。文学に興味のある方はぜひ立ち寄ってみてはと思います。近隣には寿司屋や蕎麦屋もありますが、何と言うか、隠れ家的と言うか敷居が高そうと言うか常連客が多そうと言うか、さすが御用邸があった沼津だなと感じるお店が多い感じがします。またこんな所に旅館があるのも不思議な感じです。

すると前方に松林が見えて来ます。右に道がカーブすると左手に千本浜公園があります。この松林が何ともいいビジュアル。内陸で生活している我々が普段見慣れない景色は、遠くに来たんだなあと思ってしまいます。ここはしかし景勝地とは裏腹な、幾度となく合戦場となった歴史があるそうで、公園内を歩いていると独特な雰囲気がある感じがします。近くには首塚という碑があり、その歴史を感じる事が出来ます。

そして海岸に出ると、その景色は壮大そのもの。この日はちょっと天候が悪かったのですが、晴れていればそれは見事な景色だと思います。f:id:x-japanese:20220215104443j:image
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その後は海岸沿いをぶらぶら。気持ちいい遊歩道が続き、結構人が歩いています。そして次の目的地、沼津御用邸記念公園に向かいます。ここからはひたすらウォーキング。今回は館山のリモートマラソン大会にエントリーしていた関係で、この日は距離稼ぎの為に結構歩きました。街中をひたすら歩き、御用邸記念公園を目指します。途中、狩野川のほとりを歩きます。海鳥が飛んでいて、気持ちいいウォーキングです。

ここの御用邸記念公園は大正天皇が皇太子の時に、静養場所として作られた物です。戦後ここは廃止となり、その後一般に公園として公開されるようになりました。この警備小屋がとても可愛くて私のお気に入りです。今はボランティアの方が時折警備員の格好をして立っているそうです。f:id:x-japanese:20220215105433j:image
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ここも見事な松林が植えてある落ち着いた公園です。今年は寒いので梅もまだ咲いておらず、僅かに数本、チラホラ咲いている程度でした。この日は平日だったので来園客も少なく、ゆったりと公園内を散策出来ました。また御用邸の建物も見学でき、宮廷建築を堪能できます。またお土産コーナーもあります。この日は閑散期だったので殆ど催物は無かったですが、色々な催物もやっているようです。

園内には玉露を体験出来る施設や、大正浪漫を味わえる食堂もあり、ここで一服する事も可能で、一日中楽しむ事も出来ます。f:id:x-japanese:20220215110113j:image

海にももちろん行けますが、この時は海岸を改修工事中でした。また綺麗になったら来たいと思います。

そして、本当はこの後、我入道の渡し船という、渡し船に乗りに行く予定だったのですが、何とこの日は運休。どうも閑散期や平日は運休のようで、これには大ショック。私は特に渡し船マニアでは無いのですが、これには乗りたかった。この渡し船は随分昔に廃止となった後、平成9年に有志の方達が復活させたとの事で、さすがに人力では無いですが木製の船は中々いいビジュアルなのです。これで沼津港へショートカットして戻ろうと思っていたので、お陰でぐるっと遠回りして戻る事となり、ウォーキングの距離は稼げましたが、時間はかなりタイトとなってしまいました。この渡し船に乗りたい方は事前の情報をよく見て行って下さい。

お陰でその後にぶらぶら買い食いする予定だった沼津港でしたが、タイムアップ。美味しそうだった焼き牡蠣だけを食べて、車に向かいました。f:id:x-japanese:20220215111809j:image

その後は、妻は何か名残惜しそうに色んな店の前で止まったり、路地に入って行ったり、人が並んでいると見に行ったりと、中々港を出発出来ませんでした😅。最後に女の勘なのか、何やら人が出入りしていた路地に入ったと思ったら、可愛いフルーツサンドの店を見つけました。先程、それを歩きながら食べていた女性達がいたそうで、凄く気になり何処なのか探していたとの事。やっと見つけて買う事が出来て妻も大満足したところで、ぶらぶら旅は終了。結構歩いて疲れて、時間も押していたので急いで観音温泉へ。この後はお気に入りのお風呂でのんびりとお湯に浸かりました。

そのフルーツサンドはこの日、旅館で夜食として食べました。妻も最近はこのぶらぶら旅の要領を分かって来たようで、鉄チャンの撮り鉄と違いこちらは付き合ってくれるとの事なので、2人でまだまだ続けられそうで良かったと思っています😀。次はどこに行こうかな〜😀。