前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

146.私の夫婦でゴルフ体験記11

私がスクールに入り悪戦苦闘を続けている最中に、娘に子供が産まれました。私にとっては初孫です。さらに男の子。私の2人の子は女の子だったので、男の子の誕生はとても嬉しかったのでした。この頃は私の肺炎が完治して生活も安定していた頃でしたが、新たに人間ドックで、このブログのテーマとなった前立腺のアラームが見つかり嫌な雰囲気でもあった頃だったのです。初孫の誕生は本当に私にパワーをくれました。マラソンはもちろん、ゴルフにも気合が入りました。お孫ちゃんとゴルフも出来るかもなどと思うと、妻も含め我々の将来は薔薇色だな、などと本気で思っていました。頑張ってゴルフも練習して、それこそカッコいいジィジになりたいと本気で思いました。地味な練習にもしっかり向き合い対応して行く元気を、お孫ちゃんはくれたのでした。

暫くは娘と孫が家にいて、てんてこ舞い状態だったので、ゴルフやらマラソンの練習はお預け状態。再開したのは娘達が帰った6月の半ばからでした。私も週に2回、ゴルフ練習に通うようになり、ランニングも週2回、妻はこんな事を良くやっていたなと思いながら、自分もやり出しました。忙しい毎日だけど充実した日々が続きました。そして6月の下旬、暫く振りにゴルフへ行く計画を立て月曜日の休みを取り、館山に宿泊して房州カントリークラブへ、翌月は連休にまた御殿場の時の栖に泊まり、ゴルフはレンブラントゴルフ倶楽部を2日間取りました。まだスクールに入って3ヶ月、効果が現れている訳でも無く、とにかく暫く振りでゆっくりして来ようという事で行く事にしたのです。

この時のゴルフは双方ともそれ程混んで無く、割とのびのびプレーする事が出来ました。その為か、自分は結構いいスコアを出す事が出来ました。先生から教わった内から外へのスイングを徹底し、ゆったりとした気分で打つ。幸い後続組もほとんど追いつかない状況だった為、慌てる事も無く、久しぶりに100を切れるか位のスコアを両日出す事が出来ました。お孫ちゃんパワーもあったのでしょうか、慌てず急がずゆったりと、を自分に言い聞かせながらプレーをする事が出来ました。こうなると妻に対しても急かすような言動は出て来ません。妻も自分のペースでゆったりとゴルフをする事が出来、この時に少し、夫婦でゆったり楽しめるゴルフを感じる事が出来ました。

しかし、ゴルフはそれ程甘くない、奥の深い物です。房州と御殿場のゴルフで気を良くした自分は、スクールでも調子に乗ってスイングしていました。するとその時のイメージでクラブが振れません。また左に引っ掛かるゴルフの復活です。また力任せに振っている自分がありました。先生から改めて注意されました。「また元に戻っちゃってます。最初に教えた打ち方を思い出して」。何の事は無い、あの時の御殿場は、後続組がいない為バタバタゴルフがたまたま出なかっただけであり、教わっている基本的な事はそれ程出来ていなかった事が分かりました。と、いう訳でまた一から内から外の小さいスイングの繰り返しです。

ひたすら9番アイアンかピッチングでのこの練習が続きました。しかし中々真っ直ぐには飛びません。相変わらずボールは左へ流れて行きます。先生からは右手に力を入れ過ぎとも注意されます。もう少しボールから離れてとか、クラブを右に飛ばすように振るとか、ヘッドを先に出すように振るとか、色々アドバイスされるのですが、一度染み付いたスイングは中々直りません。自分でも何でだか分からず、先生も少し困惑しているようにも見えました。しかし根気良くこれを繰り返し、悪いクセを取って行くしか無いとの事で、ひたすらこの練習を続けました。

妻も私と同じ日にスクールを設定してくれる事が多かったので、よく2人して行き帰りの車の中で話したりもしてました。中々直らない私に妻はよく元気付けてくれました。そういう妻も既に2年近くやっていると、スランプに陥っている感覚も出て来ているようで、こんな時にアドバイスも出来ない俺は最低だななどと思っていた時もありました。妻は随分と当たるようになって来ているのですが、中々飛距離が伸びないのが課題のようでした。ドライバーもまずまずの当たりなのですが、思った程は飛んでいません。元々線が細めなので馬力という意味では不足がちかなとは思いますが、妻としてはもう少し飛ばしたいようでした。

そして、夏休みは娘の里帰りの期間を避けて、ゴルフのメッカ、軽井沢に行ってみる事にしました。ちょうど8月の後半の月曜と火曜にお互いの休暇が取れ、少しリッチにプリンスホテルに2泊し、グランディ軽井沢ゴルフクラブと軽井沢72ゴルフに行ってみる事にしました。これは私の度胸試しでもあったのです。今まで、人の問題で勝手に自滅していたような自分のゴルフに気がつき、スクールにも入りプロにしっかり基本を教えてもらう事で自信を付け、他人の目も気にならないようにして、しっかりと自分のゴルフが出来るようになるのが私の目標でした。このゴルフのメッカで上手い人がたくさんいる環境で、果たしてマイペースなゴルフが出来るのかが、私のこのゴルフ旅行の最大のテーマでした。

房州カントリークラブは雄大な海が見えてとても綺麗でしたf:id:x-japanese:20211115111741j:image