前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

54.病院へ

お孫ちゃんのイベントが終了し、皆で食事をして幸せな時間を過ごした後、家に帰りました。少し疲れたのか、やっぱり家はいいな〜などと言いながら寝転がっていました。小腹が空き体調が悪い訳でもないので思わず一杯と行きたくなりましたが、ここは妻の目も光っており我慢我慢。こんな事もあろうかと買っておいたノンアルコールビールを飲み我慢しました。

これから3週間は飲めないのか〜、などと言っていると妻が、「それどころじゃないよ、退院後だって暫くはダメなんじゃない?」と、突っ込んできました。そうだよな、と観念するようにノンアルビールを飲み干し、家にいるけど入院と一緒、返って病院で病人の中にいる方が気分は楽かも知れないと少し思いました。しかしやはり家はいいもの、その晩は久しぶりにぐっすり眠る事ができました。

日曜日はランニングでもしようか考えていたのですが、さすがに入院中は止めておくかと、妻の買い物などに付き合う位で特に何もしませんでした。そしてあっという間の月曜日。当初は日曜日に病院に帰るのだろうと思っていたのですが、今週の治療が火曜日からだった為月曜日に戻ればいいと病院から言われ、そうする事にしました。

今日は妻も次女も会社に出勤です。ガランとした家の中に私と愛犬のダックスだけになりました。普段こんなシチュエーションはあまり無く、ゆっくりと散歩をした後、家で愛犬を抱っこしてまた暫く会えなくなる寂しさを感じていました。愛犬を見て、「お前も歳とったな」などと会話しながら、暫くまったりとしていました。病院に帰りたくない、健康って本当大切なんだ、としみじみ思いながら、家をいつまでも出たくない、いつまでも愛犬と一緒にいたいと思いました。

石川県千里浜海岸の車も走れる砂の道f:id:x-japanese:20210326084819j:image