前立腺癌、重粒子治療体験記

前立腺癌と重粒子治療について、私の経験をお伝えして行きたいと思います。

32.診療費について

1月に入り、前回保留としていた投薬の事も含めて、指示された日に診察に行きました。またこの時は、法医研に持っていく為に、今まで検査した治療情報を準備してもらう依頼もしなければなりませんでした。これが無いとどうしようもない、これが最後だという気持ちで、重い腰を上げるよう診察に行きました。相変わらず先生はホルモン薬の投薬の話をしてきます。この時は何だか治療情報が人質のように感じ、この辺は折れておかないとまずいかな、みたいな気持ちになり、仕方無しに薬の処方を受ける事にしました。これが結構高かったのでびっくり。今までは検査はあっても投薬は無かったので、この辺りはノーマークでした。考えてみれば、法医研までの初診の時まで3ヶ月近くあり、その分薬の量も増えるわけなので当たり前と言えばそうなのですが、薬局で会計した時に一瞬耳を疑いました。今まで薬局に来る事といったら風邪ひいた時の薬程度で、せいぜい千円から2千円程度でしたから、この時の万単位の請求書には本当にビックリしました。この時は病院でも結構な診察料でした。さらにこの病院は一般の診療の会計は現金のみの支払いだったので、手持ちのお金は数千円しかありませんでした。最近は薬局でもクレジットカードも使えるので事なきを得ましたが、こういった所も説明が足りないよなと思い、また信頼関係が無くなっていく感じがしました。因みにこれまでの診察料は検査とかして多い時で2万円弱、普通の時は3から5千円って所だったでしょうか。癌と診断されてからは検査が多かったので結構懐具合が痛かったのを覚えています。この辺り、がん保険である程度補填が出来たので、保険の有り難さを実感した時でもありました。ところでこのホルモン療法ですが、法医研の初診までの約3ヶ月間飲むように処方されました。事前に調べた情報では、前立腺の癌は男性ホルモンの影響を受けて増殖します。それを抑える為に女性ホルモン等を飲む訳ですから、男性の身体にはそれなりの変化が現れると書いてありました。これがあって中々気が進まなかったのですが、ここまで来ると逆に開き直って、どんな症状が出て来るのか検証してやろう位の気持ちになっていました。

埼玉県秩父芦ヶ久保の氷柱、夜がオススメf:id:x-japanese:20220131075508j:image